※注意:このコラムの内容はあくまで管理人の主観によるものです。

あまり鵜呑みにせず、間違いがあると感じたらむしろ意見を掲示板なり拍手なりに書き込んで欲しいと思っています。

 

 

 

 コラム3:アニメシリーズ『ポケットモンスター』の雑感

 

 


 なんでか知らないが、実に7〜8年ぶりにゲームボーイソフト『ポケットモンスターシリーズ』にハマっている。
 実際管理人は、『ポケットモンスター』の発売当時に小学校の3学年であった(ヤバイ! 歳がバレる!)。
 思えばあれのために当時は出たばかりの『ゲームボーイポケット』と『
ポケモン赤』を誕生日に買ってもらった。
 単4乾電池使用の本体の稼働時間が僅か7時間だった事も知らず、夢中になって遊び一日でバッテリーを使い果たして、それを故障と勘違いして母親に怒られた事も今ではいい思い出だ……
 即ち、あの当時ガチで盛り上がった世代である。いや、別にだからどうだと言われればそれまでだが……
 今もこのコラムを書いている傍らでGBAで『
ファイアレッド』と『エメラルド』をプレイしている。
 ちなみに言えば、早く『ポケットモンスター
』がリメイクされることを切に願っていたりする。
 思えば『ドラゴンクエストX』でモンスターが仲間に出来るシステムが出てきたり、更に古いものでいけば『魔界塔士SaGa』では主要キャラにモンスターを使用できた。そこら辺からリスペクトしたものが今のポケモンなのだろう。
 モンスターを育てる
システムはドラクエから、そして全てのモンスターをパーティキャラに出来るシステムはSaGaからと、双方の利点をうまく利用して、主人公ではなくモンスターを戦わせる戦闘システム。
 更に魔王を倒すなどそう言った使命ではなく、『ポケモンリーグのチャンピオンになる』と言うその世界では一般的に認知されているスポーツ競技に近い目的にする事で健全な楽しさに特化した作りにしたのもヒットの一因だろう。


 ゲームの話はここら辺で終わりにしてアニメの話である。
 時は10年前に遡り、1997年4月1日火曜日。私は小学生で当時は体力が無いからと空手を習っていた。
 それが偶然にも休む事になり、リアルタイムで見た時に晩飯を食いながらも私は画面に釘付けだった。
 GBでおなじみのOP映像が流れ『ああ、確かにポケモンだなぁ』と何気なく見てた次の瞬間、いきなり画面はポケモンリーグのスタジアムに切り替わり、ゲンガーとニドリーノ、更にイワークと技を繰り出しあう。
 あのゲームボーイのドット絵から飛び出してきた世界が広がっていたのだ。
 
ゲームでは表現しきれない、人とポケモンが生き生きと動き回る世界を表現したのがアニメポケモンなのだ。

 そのテレビ中継されているポケモンリーグを、少年サトシがいずれはポケモンマスターになる事を夢見つつ、旅立ちの前夜に興奮しながら視聴しているシーンだけで『これからどんな冒険が始まるんだろう?』とわくわくした。

 ストーリーに関してはカントー編が最高だと自分は認識している。
 
サトシは肝心の朝に寝坊して、初心者用のポケモンはライバルのシゲルを含む3人の新人に持っていかれてしまい、オーキドからピカチュウを渡されたものの、人に慣れにくいピカチュウは全く懐いてくれない。しかもゴム手袋を付けた上で洗濯物を乾かすための紐に括りつけて強引に引っ張っていく始末だ。
 更にはポッポ一匹捕まえるのにも、ピカチュウは動いてくれない、モンスターボールを使っても逃げられる、万策尽きて投石したら気性の荒いオニスズメに直撃して大群に追い回される。
 でもって終いには川に落ちて流され、流れ着いた先で偶然釣りをしていたカスミにピカチュウに怪我を負わせた事を会っていきなり叱責されるのだ。
 この1話の最後にはピカチュウが必死に自分を庇うサトシに心を開き、ボロボロになりながらトキワシティに辿り着く。

 カントー編が面白かったのは実は殆どこの1話に集約されている。その理由はサトシがポケモン一匹捕まえる事は愚か貰ったポケモンもろくに扱えない未熟なトレーナーに過ぎないと言う事だ。
 その後にも飛行タイプのピジョン相手に虫タイプのキャタピーを出したり、ニビシティのジムでタケシと戦った時にイシツブテに向かってピカチュウを出すような馬鹿っぷりを見せてくれる。
 サトシが冒険を通して沢山の人やポケモンに出会い、成長していく物語だからこそ初代ポケモンは当時の小学生を魅了してくれた。
 しかもまともにバトルして手に入れたバッジはクチバセキチクグレントキワと半分で残りはお情けだ。
 火山の火口全域をバトルフィールドと設定し、リザードンとブーバーが溶岩の中や上空と自分の有利な場所に引きずり込み合うグレンジムのバトルは、カントー編で一番面白く出来上がっている。
 当初は1年半で終わる予定だっただけに、最近のようなワンパターンとは言い難いエピソードも沢山あった。
 ジムリーダーのナツメがバトルに負けた人間を超能力で人形に変えて玩具にすると言う、今ではとても想像できないサイコホラー風になったヤマブキジム編。
 サトシ一行、ロケット団と彼らのポケモンが無人島で離れ離れになり、ポケモン達の会話が字幕で表示された『きょだいポケモンのしま』。
 そして何よりも当時の人間なら忘れないだろう、テレ東規制を引き上げた元凶『でんのうせんしポリゴン
 サトシ達がポリゴンと一緒にデータ化して電脳世界に潜り込み、悪事を働いたロケット団と戦うが、双方共々ウイルス対策ソフトの攻撃対象にされる中、ロケット団を助けて一緒に脱出し、ロケット団の方もサトシ達に礼を言って退散する。ラストでサトシが『俺たちが戦った事は誰も知らないんだな』と漏らすわけだが……
 の透過光を激しく明滅させる『パカパカ』と呼ばれる演出。アレを多用しさえしなければ、脚本の内容自体は普段と全く印象の違う面白いエピソードだった。
 ポケモンショック事件によってこの話は欠番にされ。本当に『誰も知らない戦い』になりつつある。
 いろんな意味で惜しいエピソードだったし、この事件は全部ポリゴンのせいにされてアニメには進化系のポリゴン2やポリゴンZまでも登場しなくなってしまった……ポリゴンは何も悪い事はしてないのに……

 なんだかんだ言ってもポケモン自体は再開され、ポリゴンの映像解析をアメリカの方に依頼した事から海外からも注目された。そこからは特に大きな問題もなく、見れなかった子供たちの鬱憤もあって人気は不動のものとなる。
 ポケモンリーグが終わっても、路線を変えたオレンジ諸島編、金・銀編とアニメは続いて行った。
 そして、これこそが後に続く最大の失敗でもある。オレンジ諸島、金・銀編になっても何も変わらなかったのだ……
 それでもオレンジ諸島編は、進化したら指示を聞かなくなったリザードンと打ち解けるエピソードや、サトシとカスミの関係辺り、面白いエピソードもあったし、6匹のポケモン全てが全力で戦ったオレンジリーグの最終決戦は、サトシの手持ちの内4匹を倒したカイリューの圧倒的な強さから、ラストに相応しいバトルだった。
 そして、言っておこう。ここでサトシ達は出番を終えるべきだった
 次の金・銀以降は主人公を交代するべきだったのだ、以降のアドバンスジェネレーションやダイヤモンドパールも然り、サトシとピカチュウが延々とロケット団をぶっ飛ばし続けるワンパターン化したのがアニメ最大の失敗である。
 続編の主人公たちをサトシとは違うタイプの新人として描き、でかくなったサトシと最後にリーグで戦うと言った感じにすればよかった。

 サトシとピカチュウに関してはもう、言っても仕方ないだろうから諦めるとして、続編の話。
 新要素を詰め込んで見た物の焼き直しが多く、エピソードにメリハリの効いていなかったアドバンスジェネレーションの失敗からだろうか、現在放送中のダイヤモンドパールでは『シリーズ構成』の役職を復活させ、冨岡淳広氏を抜擢した。
 実際オレンジ諸島編まで実質重要な話、及び主観だが中身のある話を多く書いている人だったりする。
 サトシは無論続投だが、同時に新キャラクターのヒカリを、前作のハルカとは違いサトシと同等の主役格の役割を与え、両方に実力で勝るライバルキャラのノゾミ、シンジを早い段階で登場させるなどストーリー面にも力を入れている。
 ヒカリのライバルであるノゾミは、時にアドバイスを与え互いに実力を高め合っていく、友好的なライバルである。
 対して、サトシのライバルのシンジは、サトシとはポケモンに対する考え方も育て方も徹底的に違う敵対的ライバル。
 ここは、普通のポケモンバトルとコンテストの違いを考えた上での肉付けだろう。
 特に、能力や習得している技を調べて弱いポケモンをすぐ逃がす。と言うシンジのスタイルは、ゲーム版のプレイユーザーに近い感覚であり、これまでのアニメシリーズから見れば一際異彩を放っている
 現在はサトシの手持ちになっているヒコザルとシンジがこれからどうなるのか、個人的に楽しみだ。

 もう一つ忘れてはならないのが、ピカチュウを執拗に狙うロケット団の三人、ムサシ、コジロウ、ニャースだ。
 彼らは登場所期こそ、期待のルーキー、あるいは若きエースと言った実力者として出てきたのだが、ピカチュウを執拗に追い始めたのが切っ掛けとなって、僅か1話でやられ役となってしまう。
 しかし、シリーズが変わってもやられ続ける彼等の方が今や主役に思えてくるから不思議な物だ。
 と言うか、毎週サトシとピカチュウにやられ続ける彼らが哀れに見える。そもそも、あそこまでフルボッコにされる理由が最近は見当たらない事さえもあるのだから。
 ピカチュウを最初の段階で諦めて別の任務に就いていれば、今頃本当に幹部に昇進していてもおかしくない実力者である本来は。寧ろ最近は彼らが主役の話の方が面白い。
 今ひとつだったアドバンスジェネレーションに関しても、アーボック、マタドガスとの別れを書いた『ロケット団、みだれひっかきでサヨウナラ』に関しては傑作だったと言っていい。
 ロケット団の3人(?)が偶然捕まっているアーボとドガースの群れを発見し、それは指名手配されているポケモンの密猟者の仕業で、野生のアーボとドガースの群れを護る為にアーボック、マタドガスを逃がし、生身でバンギラスに立ち向かっていく。結果的にバンギラスと密猟者を倒したのはサトシとピカチュウで、ロケット団が関与した事をサトシ達は知らずに終わった話なのだが、こう言う話をもっと作って欲しいと思わされた。
 実際、ムサシとコジロウは自分のポケモンに愛情を持って接しているし、役に立たないポケモンを捨てたり殺したりと本来のロケット団のようなトレーナーにあるまじき行為にも及んでいないのだ。
 彼らはむしろ『裏の主役』として、マグマ団、アクア団、ギンガ団などとサトシ達の知りえない闇の世界で戦う面を見せてもいいと思う。で、たまにサトシ達と絡んだり(ピカチュウ関係じゃなしに)。

 雑感と言っておきながらも凄い長い話になってしまったが、ポケモン自体ゲームもアニメも漫画も好きだ。
 漫画『ポケットモンスターSPECIAL』なんかも古本屋ですら飛び飛びでしか置いてないから凄いと思いながらチラチラ読んでる。最近は『電撃ピカチュウ』を読みたいが、絶版&復刻も無しと言う事実に涙を飲んでいる。
 だからこそ、アニメ版でもワンパターンじゃない話が見たい。けど難しいんだろうな……

 

 


 

戻る

 

 

 

inserted by FC2 system