※注意:このコラムの内容はあくまで管理人の主観によるものです。

あまり鵜呑みにせず、間違いがあると感じたらむしろ意見を掲示板なり拍手なりに書き込んで欲しいと思っています。

 

 

 

 コラム1:『往年の名作』をDVD化するに当たっての感想 2007/09/21up

 

 


 最近、自分の好きなジャンルと言うだけに限られてしまうが、古典的な名作に触れたいと思う機会が多い。
 有名な作品だったら、近所のレンタルビデオ店にも置いてある。
 自分の行動範囲でなら、3件の内1件にあれば上出来と言う物だ。
 しかし、残念に思うのはその『有名な作品』しかDVDのレンタルリリースは行われないのだ。
 特に私の好きな特撮枠はそれがもの凄く顕著に現れる。
 大概置かれているのは、円谷プロの『ウルトラシリーズ』、東映の『仮面ライダーシリーズ』及び『スーパー戦隊シリーズ』、後は東宝の『ゴジラシリーズ』ぐらいなものだ。
 これらのシリーズは日本人であるなら耳にした事がない方が珍しいほど一般人にも浸透している高い知名度があり、レンタルリリースすれば確実な利益になる事が分かっている代物だ。無論、管理人も借りて見てるさ。

 特撮以外で行けば『ガンダムシリーズ』、『マジンガーZ』、あるいは一部のサンライズ作品、『ダンバイン』『エルガイム』『ボトムズ』等を覗けばロボットアニメのレンタルはVHSですら意外に少ない。

 『勇者ライディーン』はあってもおかしくなさそうな気もするんだが……レンタルDVDは見たことが無い……
 この現象は、実の所先に上げた『スーパー戦隊シリーズ』にも共通している。
 レンタル屋に置かれている作品と言えば、石森章太郎名義の『秘密戦隊ゴレンジャー』、『ジャッカー電撃隊』、初めて現在まで繋がるスーツデザインが採用された『電子戦隊デンジマン』までがごく初期の作品である。
 DVDに限ればそこからセルでもいち早くリリースされた『鳥人戦隊ジェットマン』まで一気に飛んでしまうのだ。
 デンジマンの続編として製作された『太陽戦隊サンバルカン』から、マンネリの極地として一年の内に何度もテコ入れが行われた『地球戦隊ファイブマン』に至るまで、実に10作品『10年分』カットされている。
 更に言えば管理人は、この10作品は一部を劇場版でしか見たことがない。(※劇場版は『スーパー戦隊 THE MOVIE』としてDVDリリースされている)
 しかも、そこまでにはとどまらず、ジェットマン以降もファンタジー系戦隊の開祖である『恐竜戦隊ジュウレンジャー』から、2度目の高校生戦隊『電磁戦隊メガレンジャー』までがVHSのみであり、その翌年に放映された『星獣戦隊ギンガマン』以降から今年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』までがDVDでレンタルが行われている。

 更に幾らシリーズ化して、現在に於いてそこそこの知名度を確保していても。
 特撮で行くなら『宇宙刑事シリーズ』ならびにそこから続いた『メタルヒーローシリーズ』はDVD化はされている物もあるがレンタルリリースに至ってはいない。
 サンライズで行くなら『勇者シリーズ』や『エルドランシリーズ』、もう少し遡れば『レイズナー』や『ドラグナー』だろうか。
 勇者シリーズに関しては『ガオガイガー』だけが異常に知名度が高いのだが、それ以外を知らない層が若い年代に多い事が個人的に少し悲しい。あれはむしろ初期の作品を知るファンにとっては『異色作』なのだ。

 この現状から見てとれる根本的な原因は、スーパー戦隊とロボットアニメ全体に共通している事として『番組の総数が多すぎる』と言う事だろう。スーパー戦隊は31年の間、ジャッカーからバトルフィーバーJの期間を除けば1年以上の休止無く毎年新作が作られる長寿番組である。
 ロボットアニメは明確な期間が決まっていないものの。同じ年に幾つも新作が作られるアニメジャンルとしては歴史が非常に長い。本編を視聴するきっかけがバンプレストの『スーパーロボット大戦シリーズ』から逆流したファン層のほうがリアルタイムで視聴した層よりも多いのではないかと管理人は時に思わされるぐらいだ。
 中にはスパロボにも出されずに日陰に埋もれ続けているマイナーな作品もかなりの数に昇るだろう。
 新作が作られ続けるなかで、旧作のフィルムをデジタルリマスタリングしてDVD化するのも、決して楽な作業でない事は想像に難くない。

 前置きが長くなってしまったが、DVD化の話である。
 今上げた『そこそこの知名度があってセルDVD化はされているが、レンタルリリースに至らない作品達』の事をこのコラムでは取り上げて行きたいのだ。
 見方によっては、この作品群たちはDVD化されていない作品よりも不遇であると私は思う。
 レンタルショップと言うものは安い金額で多くの作品を見る事が出来る。つまりそこにあるは『一般の客層が手を出し易いところに顔を見せている』作品たちなのだ。
 しかし、そう言った手軽な位置に無いこれらの作品は、大概が大量に特典がついた馬鹿高い『BOX売り』か、あるいは収録された話数が多い分高めの値段で売られていることが多い。というかほとんどがそれだ。
 管理人は最近『大戦隊ゴーグルファイブ』が見たくて1巻だけアマゾンで購入したが、10話収録で税込み9200円もしたし、半年ほど前にも『超人機メタルダー』の40000近くするDVD-BOXを貯金でやっとこさ購入した。
 それでも2話ぐらいしか入ってないくせに5000円も6000円も取る最近の深夜アニメよりか遥かにいい買い物であるが、これはバイトなどでそれなりに収入を得られる大人の感想であり、それより下の中高生や子供には雲の上にあるようなものだ。いざ欲しいと思っても大人でさえポーンと気軽に出せる金額ではないのだから……
 短絡思考で少しでも安い最近のDVDに飛びつくのは仕方ない。貯める事がめんどくさいと思うタイプの人間なら10000円より6000円のほうがとっつき易いだろうしね……

 しかし、ここで管理人が最も懸念している事が出てくるのだ。
 古い作品のDVDが『高額の商品を購入する』事でしか手に入らない。『大人しか手が出ない』状況では、若い世代が古い作品に触れる機会が少なくなってしまう事につながってしまうのではないかと言う懸念である。
 これは管理人が実際に体験してしまったのだが、『平成ライダー』を見慣れた後に初期の『昭和ライダー』を見てしまうとあまりのギャップに思わず引いてしまった。リアル思考の番組に慣れて突っ込みどころが満載の脚本に粗雑さを感じてしまい、昔ほどの面白さを感じなくなってしまった事があるのだ。
 管理人が言いたいのはレンタル作品ばかり見ていると『年代的に中間に位置する作品』が無いのだ。
 だから初期の作品よりもとっつき易く、現在的な思考でも視聴に耐えうる作品が極端に少ない。
 それらは若い世代ではなく『一部の愛好家の手元にしか渡らず、広く世間に認知されない』ことになってしまっている。
 確かに初期の作品はいいものだが、同時に時代の齟齬から間口はどんどん狭くなっている。
 だからこそ、段階的に遡っていく橋渡し的な意味合いとしても『中間に位置する作品』をレンタルしてくれとまでは言わないが、もっととっつき易い位置に持ってきて欲しい。
 少なくとも原型と完成品ばかりが名作ではない。発展途上だった時代の名作だっていっぱいあるんだから……

 まあ、一番辛いのは『一部の愛好家しか金を出せない現状』と言う事です……


 ※最後に繰り返しますが、意見は肯定的なものでも否定的なものでもバシバシ書いてくださって結構です。
   皆様から得た知識や情報にあわせて色々調べたりもしてコラム自体も改稿を繰り返す所存です。

 


 

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